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Column.016 アドの世界


 こんばんわ。  IVUSAデータコンシェルジュの大坪です。  今回はディープさ中級程度のアドの世界です。  (最上級は、「感動するエクセル関数、気になるグループウェアの便利機能」です。たぶん。)  さて、秋です。  最近、IVUSAデータ界において、秋の風物詩ができました。  10月27日から1ヶ月ほどログインの際にアンケートを表示し回答をお願いしていた、「会員共通アンケート」です。  「急いでるのに・・・( `皿´)!!!!」  となっていた方は申し訳ありません(笑)  (主催は私個人ではないですが)  「IVUSAの活動や組織のあり方について会員の意見を聞き、今後の運営に反映させる」ことを目的として行われたわけでした。現在解析中ですが、単純集計が終わりましたので、この場を活用し、  会員共通アンケートでどんな結果が出たのか  その他別のデータでは今のIVUSAはどうなっているのか  など、数字で見る“今のIVUSA”をご紹介&ご報告していきます★ ■会員数  ▼現在の会員数@12月9日20時  初級編。  案外知らなかったりしますかね。  現在の会員数。  =====================   4,108人(東 1,996人+西 2,112人)  =====================  2010年が1,000人足らずだったことを思うと、7年で4倍!  (拡大を目指す理由は、代表ブログ「拡大路線」を参照のこと)  ▼会員数@2010年(18期)  =====================   998人(東 832人+西 166人)  ===================== ■男女比  では、  IVUSAに男は何人いるか、知ってる???(笑)  =====================  @2017年12月9日20時   男 2,021人   女 2,091人  =====================  LGBT的には表現、ごめんなさい。  会員登録時の性別選択によると、上記のとおり、ほぼ1対1( '-' ) ■組織運営層の人数  ▼学生役職者数  ちなみに、12月10日(日)は26期学生代表・クラブマネージャー・役員選出選挙でしたね。  会員の声を聞き支部(クラブ)運営をするとともに、組織全体の運営にその声を活かしていくのが、クラブマネージャーと役員の大きな役割です。  では、その、クラブマネージャーや役員はどれくらいいるのでしょうか??  =====================  @2017年度   学生代表             1人   幹部役員             15人   クラブマネージャー以外の本部役員 17人    クラブマネージャー        31人   学生役員            138人   グループ長(スタマネ)     約130人  =====================  つまり、全体の5%くらいの人たちで、学生主体の組織運営を行っているということですね。  (各役職がどのようなものかは、先輩に「運営指南書」を見せてもらいましょう)  ▼法人役員・職員数  ちなみに、法人組織としての役員は別。  組織運営に関してはどのような社会人が特に関わっているかというと?  =====================   理事              14人   監事               1人   常勤事務局員          10人   非常勤事務局員         10人  =====================  学生組織は学生主体であり会員個々の可能性や若者としての感性、元気さなどがウリ。  ですが、学生だけでは、4年で入れ替わる組織として対外的な信頼を得にくかったり、ノウハウが引き継がれにくかったりというウィークポイントがあります。  それに対し、IVUSAでは「学生だけでやっているわけではない」ということでそのウィークポイントを補ってかつ、NPO法人として学生組織外も含めた事業を展開してきているということですね。 ■IVUSAのお金  ちなみに、NPO法人としての収支報告書はホームページに開示されていますが、収支規模どのくらいか知っていますか??  =====================  @2016年度   245,199,964円  =====================  桁がわからなくなりますね(笑)  なお、NPO法人は共益(限られた範囲の利益)でなく公益(公の社会の利益)を求めるもの。  これと関わるのが、事業基金。  プロジェクト参加費の収支差額(「利益」と呼ばれるもの)などは、事業基金という基金に入れられ、「社会意義として必要」と判断されたものに対して再投資されていきます。  株主という限られた範囲の人々で利益を分け合う、株式会社などの営利企業とは性質が異なるのが、この点です。  ちなみに、会員広場掲示板には、春・夏プロジェクトの収支報告書も上がっていますので、お金が気になる方はしっかり確認をした上で、質問してくださいね★ ■プロジェクトやクラブ事業  IVUSAは「国際ボランティア学生協会」の略。  基本的には【ボランティア活動をする(もしくはそれ以外の社会へのアクションを行う)】団体であり、会員の皆さんが求めているのもまた、ボランティア活動のフィールドかと思います。  では、どれくらいの本数、年間でボランティア活動を行っているか、知っていますか??  ===========================  @2016年度   プロジェクト・本部事業     76本・延参加4,644人   クラブ事業           513本・延参加4,829人   ⇒計              589本・延参加9,473人  ===========================  延1万人!  だいたい会員一人あたり2.5本分の事業があるということになりますね。  ちなみに、昨年、「プロジェクト・本部事業・クラブ事業に参加したことがある人」は2,595人で、会員の【76.6%】がボランティア活動に参加していました。 ■クラブ事業参加者の割合  クラブ事業=居住地域付近での社会貢献活動になるわけですが、参加者の学年比はどのようになっているのでしょうか  ===========================  @2017年4月~8月

 ※第25期=4年、第26期=3年、第27期=2年、第28期=1年  ===========================  学年ごとに見ると上記のような比率。  もう少し1年生が増えて欲しいようにも思います(´;ω;`)  が、一部の学習支援事業などは事前のレクチャーが必要なことや、継続的に活動してもらう必要があることから「後期から可能」というものもあるため、後期に伸びるのかもしれませんね。 ■プロジェクト運営  どれくらいの人が夏プロでPTやプロジェクト幹部として関わったか知っていますか??  ============================  @2017年前期

 ============================  【延622人】、重複なしで【460人】が作り手として関わっているのですね。  参加者数に占める割合は【約20~30%】くらい! ■会員共通アンケートから  やっと!  会員共通アンケートには、その時点での該当会員数の内【62%】【2,554人】が回答してくれました。 ▼Q.IVUSAに入会した理由は何ですか?  ==============================

 ==============================  ボランティア団体ですもんね。そうですよね( '-' )  【49%】の人が、「ボランティアがしたいと思ったから」ということでした。 ▼Q.今、IVUSAを継続している理由は何ですか?  何を理由やモチベーションとして、入会後関わり続けているのでしょうか?  ==============================

==============================  詳しい説明は省きますが、  クラブやプロジェクトなどでできた人のつながりへの満足度は高く、継続している基礎的な理由となっていること。  そして、そのうえで、「“社会のために何かをする”“成長”といった重要度の高い理由が見つかっているか」が、会員の皆さんが最大限にIVUSAを活用し、満足する関わり方を出来るかという点で重要な要因であることが示唆されている部分と思います。  この辺は本当は、IVUSAが持つ資源を活かしつつ、グループ長-班長-班員というつながりを活かしてフォローしたいところでもあるのですが。。。  来期に向けても、大きな課題です。 ▼Q.IVUSAに入って得られたと思うことは何ですか?  IVUSAに入って「これ、身についたわー」「GETしたわー」と感じているものはなんでしょう?  ==============================

==============================  Q2で満足度が高かった、「同期・先輩・後輩」とほぼ同義である【友人・居場所】が最多で回答の約25%にまで上っています。また、次いで、同項目と関わりが深そうな【コミュニケーション能力・社交性】の選択が多い結果となっています。この2つの選択肢の少なくともいずれかを選択した人が【77%】に登っており、大半の人が“人とのつながり”とそれに関わる“コミュニケーション”を得たものとして認識しているということになります。  3位は【達成感】【社会問題に関する知識や問題意識】【人脈】でほぼ同位となっていることから、人とのつながりを基礎としながら、それ以外に何を得るかは、その人次第なのでしょう。  数あるフィールド、チャンスから何を掴み、経験し、その経験から何を自分に落とし込むか。  主体的に考え、決断していくことがとても重要になりますね◎ ▼Q.IVUSAで嫌だと思うことは何ですか?  好きな面があれば、嫌なこともある。  得たものもあれば、失ったものもある。。  IVUSAで嫌だと思うことは、なんでしょう?  ==============================

==============================  最多はお金!次に時間(やらなければならないことが多い)!  わかりやすく、「消費しているもの」としてこの2つが認識されるから、かもしれませんね。  組織的に浪費している、ぼったくっているということではないのでその点は信用していただきたいです(´;ω;`)  また、本部や組織全体関連でなく、クラブの合宿などが結構割高になっているパターンもありますね。  宿泊やバス移動などが関わる事柄は、外部との調整の仕方により、個人の負担が大きく変わることもあります!ので、企画する人は十分気をつけましょう。。  やらなければならないことが多いという点。  4千人という規模の組織でありながら、機動的・組織的に動ける、というのがIVUSAの強みの1つ。  その組織的な動きの中で、ルールが増大しているのはありますね・・・  また、「とりあえずやらせよう」とかというふうに、クラブ独自のルールが追加されることもあるため余計かも。  できるだけ協力して欲しいとともに、運営側としても、「やらなければならないこと」を無駄に増やさないように、ともに気をつけて行きましょう。。  そして「連絡が遅い」が3番目!  これは、たぶん特にクラブだろうか?  本部からクラブ運営層への連絡も、かな!  末端まで連絡が回るためには、結構な時間がかかるもの。  各クラブ気をつけてはいるものの、なかなか難しい点です。。  鋭意改善目指して具体的改善考えていきますね( *`ω´) ▼Q.こういうプロジェクトがあれば参加したいというものがあれば、選んでください。  今行われているような活動の他に、どのような参加ニーズがあるのでしょう?  ==============================

==============================  最多が、「国内でできる国際協力」「日帰り参加ボランティア」ということで、Q4の「金銭負担」「時間負担」と関連してなのか、【拘束時間が少なく(宿泊が伴わず)】【金銭的にも負担が少ない】ものが求められているのかな?と推測しました。  そういった面では、本部事業というよりも、クラブ事業の方が親和性が高そうです。  クラブ事業としても参加ニーズに即した満足度の高い事業へとブラッシュアップを進めていますので、またそうした場面にこのデータを引き継いで、改善していきたいですね。 ▼Q.今後IVUSAでやりたいことを教えてください。  今後IVUSAでやりたいことは?  ==============================

==============================  選択肢としては主にどの面で「運営側」に回りたいかを聞いた設問ですが、クラブとプロジェクトほぼ半々でした。  “運営層”“作り手”などと呼ばれる部分は、IVUSAで得られるアドバンテージにもつながるもの。  やっただけではどうにもなりませんが、声を上げればチャンスを掴める可能性があるというのはIVUSAの特徴でもあるでしょう。  人を動かし、チームを動かして、何を得るかはあなた次第! ▼Q.将来について、どのような業界に関心がありますか?  ==============================

==============================  公務員志望が多いことには、毎年ですが、世の中の世知辛さを感じます( '-' )  全学年で多いものとしては、人材・教育関連ですね。  やっぱり、IVUSAの会員の人たちは、“人”がポイントなんでしょうかね( '-' )  ちなみに、4年生に対しては上記選択に加え、「IVUSAを就職活動でどのように活かしたか」も書いてもらいました◎  抜粋するとこんな感じ。  ============================== ・特定のプロジェクトに行き続けたことで、人に寄り添うことや寄り添い続けることで得られる信頼関係の大切さを学び、それを業界選びに役立てることができたり、企業の志望動機へと繋げたりすることができた。(金融業界就職予定)

・プロジェクトでの幹部経験が自己PRなどに使えた。 グループディスカッションは、ワークなどで何度も行っていたので、雰囲気が掴みやすかった。(人材・教育業界就職予定)

・活動している際にできた人脈から面接の際にも、知っている方がいらっしゃってくれていた。 また、本協会のことや活動のことを知ってくれていたの面接の際の内容も濃いものとなった。 目的意識を持って活動を行なっていたことで、就職活動でも目的を持って、そこから逆算してやるべきことを洗い出して、自分が行きたいと思っていた場所に就職することができた。(公務員就職予定)

・災害救援の経験談を話して、自分の目で現場の被害状況を確認して、災害大国の日本に住んでいるからこそ社会で起きていることを他人事にしてはいけないことや、当たり前の大切さを学んだと自己prした。(運輸・インフラ業界就職予定)

・ボランティアをした、と言ってもそう答える人は山ほどいて、アピールにもならない中で、IVUSAのボランティアや物事に取り組む際の細かいフローなどを経験に基づいて話すと説得力があった。このボランティアで、こういう問題が生じて、自分はこう取り組んだ、という一連の流れが話しやすかったし、それが周りと差をつける一歩でもあった。 あとはIVUSAでついたコミュニケーション能力を生かして、面接官と自然体で話すことができた。(販売・サービス業界就職予定)

・活動を通しての自身の変化について (建築系志望だったため、特にインド住宅建設活動や災害救援について) 自分の考えがどのように変化したのか それに伴い、思考や行動はいかに変化したか 結果、現在にどう結びついているのか 今後、どのような社会にしていきたいのか 等  ==============================  とまあ、一部抜粋してご紹介してまいりましたが、こんなところで今回は終わりにしようと思います。  最後まで読まれた方へ(笑)  きっと、適性があるように思いますので、メッセージを・・・  「アド」というと「事務作業」となりがちだったりしますが、それだけではありません。  事務作業プロフェッショナルもたぶんいますが、持っているデータから何を見出し、どう活かすかという活用をしているアドっこがIVUSA内であってもちょこちょこいます。  専門研修のアド系PT向け研修や、アドマネ会では触れているのですが、特にマネジメント側でのアドであれば「作業をする」のではなく「管理している分野での判断の材料をまとめ、チームのために活かす」こともまた重要な、できることになります。  (もちろん、その分、情報の取り扱いには気をつけてねばなりませんが)  ぜひ興味のある方は、お近くのアドっこまで。。。  次回はきっと、アドネタではありません。


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