Column.004 21期卒 山田 明季
- ivusa-office
- 2017年6月29日
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【プロフィール】 2010年入会。大学入学当時、子どものころからなぜかイメージにあった「カンボジアに小学校を建てたい」という想いから、ボランティアに興味を持つ。たまたまもらった大量のビラの中からIVUSAのビラが目に止まり問い合わせ。初めて説明をして下さった先輩がプロジェクトの説明をとにかく楽しそうにお話してくださり、魅力を感じ入会を決意。 1年目は同志社大学クラブの創設期でもありメンバーも20人程度だったが、卒業時には各キャンパスでクラブを持つほどの勢力に。(今では関西のマンモスクラブになっていると小耳に挾みびっくりしています。笑)
活動は幅広く行っていたが、主に沖縄県の遺骨収集活動やバングラデシュでの国際協力活動に力を入れる。 本当に日本で戦争があったんだという姿を目の当たりにしたり、いわゆる発展途上国と言われる国のエリートがどういう意識で国を捉え未来を背負っているかを知り自分の生き方を考えるきっかけをいただく。

【バングラの友人と(私は右上)】
事業とは世の中の困りごとを解決すること
みなさんこんにちは。IVUSA21期の山田明季と申します。 1年休学をし(留年ではないです!笑)回り道をした学生時代でしたが、いつの間にか社会人3年目を迎えました。
IVUSAにいる皆さんは、日々刺激的で思い出深い出来事がたくさん生じていると思います。 私もまさにそうで、本当に多くの経験をさせていただきました。 そして会社員になると平凡な日々が待ち受けている予定でした。
が、話せば長くなるので今日は簡単にですが、 新卒で入った会社では入社前日に社長が逮捕されていたり(笑) 次に入った現職は人と機会に恵まれた素晴らしい会社ですが「利益」「株式会社」「無形サービス」全てにアレルギー反応を示して悩んだり(笑) 健康優良児だと思っていた私の子宮に高度異形成というがん細胞の一歩手前のものが出来たり(笑) 一難去ってまた一難な社会人生活を過ごしております。
2年半の社会人生活、もがき苦しみ気付いたことは、心から人のためになる仕事。つまり、相手良し、自分良し、世間良しのWIN-WIN-WINな仕事ってなかなか見つけるのが難しいということです。 ですが願っていればチャンスの神様はやってくるもので、社会人歴2年半にして2度目の転職を行うことになりました。 やっと心から打ち込めて、仕事を通してお客様からの感謝で感動して泣いたり、自分の力のなさに悔しくて涙が出る仕事に出会いました。とにかく毎日泣いてます。
今私は食からのアプローチで、体質改善を通したセルフメディケーションのトレーナーを行っています。自分の大切な人に本当の「健康」の状態を知ってもらい、今までの身体は食を含めた過去の生活で成り立っていることを実感していただく。 そしてチョコレートではなく、本当に美味しいオーガニックの果物を選択していただく。そうすることでオーガニックの農家さんを応援する傍ら、チョコレートの原材料を作った遠い国の児童労働の問題にもアクセスすることが出来ます。つまり食のライフスタイルチェンジを通して、社会の消費の流れを変えていき、大きくいうと世界の問題までアクセス出来るお仕事と捉えています。

【トレーナーの仲間と(私は左上)】
また、私たちトレーナーの売上は、まさに今皆さんが行っているような途上国の学校への支援活動等に使わせていただいております。私たちがたくさんのお客様を幸せにすればするほど、多くの国へ活動を広げることが出来ます。
目の前の人の健康を守り、それを続けていくことで社会問題にアクセス出来る。 大切な人の命を守りながらIVUSAの時に志を持った途上国へのアプローチも同時に出来るというまさに天職に辿りつきました。
今そのトレーナー活動の中で学んだことをお伝えします。
「事業とは世の中の困りごとを解決すること」ということです。 そしてその困り事を解決することでご利益という形でお金をいただきます。 困りごとの数が多ければ多いほど、いわゆる市場が大きいということです。
きっとみなさんは「社会問題」に興味があると思います。 もちろん遠い国の問題も社会です。でも、今そこで一緒に話している友達も社会の一部です。目の前の人が困っていること、これも立派な社会問題なんですね。
視野の広い皆さんだからこそ 今目の前の人が何に悩んでいるのか? どんな問題を抱えているのか?を考えるのも良いかもしれません。
そして社会人になって働くならどんな問題にアプローチしたいのか 今から考えてみてもいいかもしれません。
【学生へのメッセージ】 夢・目標、やりたいことはありますか? もしなくてもIVUSAやその他の活動を通して感動したことはありますか?
きっとそれぞれあると思います。
今の活動やその他様々な経験で感じたこと
絶対に忘れないでください。
悔しい、苦しい、もっとこの人たちの力になりたい。 この気持ちを忘れないでください。
会社に入ると新しい環境でとってもチャレンジングな反面 どうしても目の前のことに必死になってしまいます。
そうなっていく中で今描いている未来を忘れてしまったり、 小さくしてしまったりすることがあると思います。
実際私も身の丈にあった人生でいいやと、当時志していた夢・目標を一度は捨てていました。
でも、夢を持っていれば必ずチャンスは来ます。 ご縁もやってくるし応援・協力してくれる人もいます。
だから自分のことを小さくしないでください。 IVUSAにいる皆さんはやる気もポテンシャルもある人材です。
これからのIVUSAの活動にも期待していますし、皆さんのIVUSA外の活動も期待しています。

【IVUSAの活動で(左から3番目)】
そしていつかIVUSAの卒業生で学年の枠を超えてお互いの事業を支援し合えたり 何かの問題に取り組めること心から楽しみにしております。
夢・目標はそれに対して切実であれば有るほどエネルギーがわいてきます。 今はまだなくても構わないと思います。夢が変わることだって全然問題ないです。 でも、成したいと思うものが出たときには自分を小さくせずに取り組んでほしいです。
私もまだまだ修行中の身ですが、いつか社会にインパクトを残せる人材になれるよう成長していきます。
拙い文章ですが、少しでも皆様の刺激になれば嬉しいです。 またどこかでお会いした時には是非熱く語りましょうね!