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社会で活躍しているIVUSAのOB・OGによるコラムです。
テーマや内容はアットランダム。
バトンが途切れるまで続きます。

Column.023 21期卒 近藤 雅大


■プロフィール

 愛知県名古屋市出身、滋賀県在住。

 愛称はまっち。

 2014年 立命館大学産業社会学部卒業。

 IVUSA21期。天草、関川、バングラデシュ、熊野、カナダ等の活動に参加、中でも関川関連の活動はトータル8回参加しており、社会人になってからも年に一度は関川村を訪れている。

 趣味は旅行(特に東南アジア)。

 現在は日本電産株式会社で勤務。

■強引?な勧誘でIVUSAに迷い込む

 入学間もない頃、キャンパス内を歩いていると一人の女性に声をかけられました。「今日18時から空いてる?」これが僕のIVUSAとの出会いです(笑)

 人見知りで関西の空気にもまだ慣れていなかった僕は断りきれずIVUSAの勧誘にまんまと引っ掛かってしまいました。

 ただ、連れていかれた説明会で見た勧誘ムービーがとてもかっこよくて、この団体に入ればこんなにカッコいいことができるのかと心が踊ってしまい、入会を決意しました。

 当時特にやりたいこともなく、IVUSAに出会わなければ、高校までやっていた野球のサークルにでも入って代わり映えのない大学生活を過ごしていただろうと思うと、あのとき声をかけてくださった先輩にはとても感謝しています。

迷い込んだ衣笠クラブ。個性的な人が多く最初は戸惑いました(笑)

■いち参加者からの脱皮

 そんなこんなで入会したIVUSAでは、持ち前の優柔不断さを全力で発揮し、先輩から誘われればほとんどの活動に参加していました。

 ほぼ"受け身"での参加だったのを気にしてくださったのか、関川村の活動前、ある先輩から、「俺がいない間に村のM須さん(大したもん蛇祭りのリーダー)に名前を覚えてもらってこい」と声をかけていただきました。

 はいっ!と返事をしたはいいものの、活動中はM須さんとあまりお話することができず、最後の手紙企画(お世話になった村の方へラブレターを渡す企画)に賭けることにしました。

 その手紙に自分の色を出すことができ、次の関川村での活動の時にはその先輩の前でM須さんから、「まっちと飲みたい!」と言ってくださって関川村での活動にのめり込むことになりました。自分が認められた気がしてとても嬉しかったのを覚えています。

 後から思うと気遣っていただいた先輩は人見知りを克服するキッカケと村で活動する意味を暗に投げ掛けてくれていたのではないかと思います。自分から一歩踏み出してみると、見える景色が変わることをこの活動で知りました。

大したもん蛇祭りにて。大蛇の先頭も担がせていただきました

■「ただいま」と言える家

 関川村の夏の活動には「地域の茶の間」というものがあり、集落にお邪魔してその集落の方々と食事し、お酒を飲みながら語り合う場があります。

 僕は毎年蛇喰集落へお邪魔しており、何度も訪れるうちにいつしか"蛇喰の孫"のような存在になっていました。昨年も「まっち君が蛇喰に来はじめて8年だな~、いつお嫁さん紹介しに来るんだ?」と言われ親戚のようなプレッシャーを受けました(笑)

 これだけいち集落に根差した関係になったのはIVUSAの中では僕がはじめてじゃないかなと思っています。(間違っていたらごめんなさい。)

 最初に蛇喰を訪れたときは集落の方に楽しんでもらおうと躍起になっていました。

 しかし、段々と自分達が楽しんでいることが集落の方々の喜びになっていることに気づきました。お互いが思いやりを持って行動し、一緒に楽しむことで一年分の活力や幸福感を得て、また来年会おうという関係になる。社会人となった今でも続く関係性ですが、この先も僕の人生の中の大切な人たちです。

2018年、蛇喰集落にて。今年も会いに行きます。

■学生へのメッセージ

 皆さんは自分のやりたいことや将来なりたい自分を持っていますか?

 ここまで、僕のIVUSA生活の一部を書いてきましたが、僕はまさか自分がボランティアをすることになるとは夢にも思っていませんでした。

 多くの学生は自分が何がしたいのか、将来何になりたいのか、考えてはいるけど答えは見つからない、そんな状態なんじゃないかと思います。

 答えが見つかっていなければ、とりあえず長いものに巻かれてみるのもいいと思います。IVUSAでもそれ以外でも立ち止まらず何かを経験することが大事です。その時々で自分の色を出してみてください。やらされるのではなく、自分がやった方がいいと思ったことを縮こまらずやってみてください。

 その経験は、必ず自分の肥やしとなって、後々の自分の魅力になっていくんだと思います。

 また、ありきたりですが、「感謝」を忘れずにいてほしいなと思います。今自分がIVUSAで活動できていることに感謝、支えてもらっている周りの人に感謝、先輩・同期・後輩に感謝…。日頃から感謝の気持ちを持って学業にIVUSAにバイトに頑張ってください。

 いつかこのコラムを読んでいただいた方と蛇喰でお会いできるのを楽しみにしています(笑)


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