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社会で活躍しているIVUSAのOB・OGによるコラムです。
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Column.020 19期卒 大西 里枝

  • ivusa-office
  • 2018年11月14日
  • 読了時間: 4分

【プロフィール】

京都生まれ京都育ち、扇子屋の跡継ぎお嬢として誕生。立命館大学政策科学部卒業、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)入社。赴任先の熊本で馬刺しをつつきながら暮らしていたら、その辺に落ちていたカントリーボーイと結婚することに。子どもを産んだ後、ワーキングマザー業に励んでいたものの、家業を継ぐために退職。四代目若女将という名目で働いています。

日頃は若女将の皮をかぶって京都に生息しています。こちらはお客様に撮っていただいたもので、250%くらい盛れているお気に入りです。あと二十年くらいは使いまわす予定。

■薄汚い学食で熱弁をふるう先輩

IVUSAを知ったきっかけは、学科の先輩でもある田中竜嗣さんにIVUSAの説明をうけたのが最初でした。大変充実したキャンパスライフを送る竜嗣さんが眩しくて、世の中こんな絵にかいたような大学生がいるんだなあ、と思ったのを覚えています。薄汚い学食の片隅でIVUSAについて熱く語る竜嗣さんの姿は忘れません。

当時からなんとなくカリスマ的な素質があった竜嗣さんに憧れを抱いた結果、私はまんまとIVUSAに入会することになりました。女子校育ちでぼんやり育ってきた私にとって、竜嗣さんのような存在は刺激的だったのでしょう。たぶん。

熊本県天草市流木撤去・清掃活動での写真だと思われますが、個々に時代を感じます。時の流れは平等ですね。辛い。

プロジェクトでは、熊本県天草市流木撤去・清掃活動、韓国隊などに参加しました。それぞれ個性のある仲間たちがいる中、個々の力をあわせてひとつのプロジェクトをつくりあげていくというのがとても楽しかったことを覚えています。

余談ですが、宴会のたのしさを覚えたのもIVUSAに入ってからの大きな収穫でした。「飲み会に行ったら男の人に無理やり乱暴される」とまで思っていた私ですが、IVUSAに入ったのが運のつき。今では伝統工芸業界一酒癖の悪い女として悪評を高めております。

私の結婚式にきてくれた同期の皆々様。みんなに来てもらって、本当にうれしかったのを覚えています。

リレーコラムを執筆された先輩方も口をそろえて仰っていますが、本当にIVUSAの仲間は何よりの宝物です。絶対的な信頼関係のある友人はそうそう作れるものではありません。墓場まで持っていきたいような秘密や、親にも話せないような恥ずかしい話も、全部まとめて笑って受け止めてくれる友人の存在は、大変ありがたいものです。

新卒でTHE大企業NTT西日本に入社しますが、結婚と出産を経て退職。今は、実家の家業である大西常商店という会社に勤務しています。百年ほど前に京都の地に創業し、京扇子の製造や卸を行ってきた会社です。洛陽産業といわれる業界ですが、新しい需要を開拓しながら頑張っています。とにかく死ぬほど小さな零細企業なので、生き残りをかけて必死に働いています。今は扇子の技術を使ったルームフレグランスといった新商品で、いままでの市場以外の場所で戦える伝統工芸品をつくっています。

扇子の技術を活用したルームフレグランス、「かざ」京都弁でかおりを意味する言葉です。

■みなさんに伝えたい事

これが一番難しいですけど、なんでしょう。IVUSAに関わらずなお話で恐縮ですが、先々長いので、すべての事象は『人生万事塞翁が馬』だと思う事です。(知らない人はグーグル先生に聞いてください)

様々な局面で、自分にとって不本意な事も出てくると思います。時にそれがチャンスやラッキーに変わることもあるので、不思議なものです。腐らず真面目に、時に息抜きをしながらやってください。見ている人はきちんとあなたの事を正当に評価しています。これは絶対に間違いありません。

うまくいかないと思った時も熱意と根性としぶとさがあれば、大体のことはなんとかなります。どうしてもダメだったら誠意を込めて謝りましょう。ちなみに私は、社会人になって何回土下座したかを覚えていません(笑)

あとこれだけは力説したいのですが、本当に同期は大事にしてください。あなたの人生において、何も換えがたい大切な宝物です。オトナになると、双方向から色んな理不尽が殴りかかってくるものですが、そういう人たちの優しさでなんとか生きながらえているような気がします。(19期関西のみなさん、いつもありがとうございます!大好きです!)


 
 
 

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