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社会で活躍しているIVUSAのOB・OGによるコラムです。
テーマや内容はアットランダム。
バトンが途切れるまで続きます。

Column.024 19期卒 中沢 麻奈美


■プロフィール  山形県酒田市出身。1989年3人兄弟の末っ子として誕生。  国士舘大学21世紀アジア学部卒業。

 IVUSAでは3年生時に1年間クラブ長を務め、九十九里・関川・栃尾・中国・韓国・災害救援等の活動に参加。SATという学生向けの社会貢献講座を企画するチームにも所属。

 卒業後、働きながら専門学校に通い保育士資格・幼稚園免許を取得。現在は認可保育所の施設長として勤務。

■高校までは勧められたり誘われたりするまま歩いてきた人生でした。そんな中、自分から初めてやってみようと踏み出した一歩がIVUSAでした

 「国際ボランティア」の文字を見つけ、真っ先に説明会に行ったのを覚えています。

 そもそも他に勧誘をしているサークルがなかったような気もしますが…(笑)

 ちょうど私が入学した年からほとんどの学部が1年生から世田谷キャンパスに移動になり、入ってみると少人数のアットホームな雰囲気でホッと一安心。  怖い人がいたら入会を諦めていただろうと思います。(笑)

大好きなまちだっこ。2年生は学祭に燃え尽きました。(笑)

■とにかく色んな活動に参加をしました  参加すればするほど、たくさんの人との出会いがあり、たくさんの価値観に触れ、時には理不尽に怒られたり、時には悩んで落ち込んだりもしましたが、普通に大学生活を送っていたらこんなに本気で泣いたり笑ったり怒ったり楽しんだりできなかっただろうと思います。

 そして共にそんな時間を分かち合ってきた仲間。やっぱり普通じゃないです。(笑)

 男女関係なく寝袋で並んで寝たり、結論が出ず夜中まで議論することもあれば、成功や成長を共に喜び合うこともあったり、飾ったり偽ったりしない(どちらかというとする余裕もない。笑)素を出せる関係。

 他の方も書いていますが、だから卒業後もこんなに関係が続いているのだろうと思います。

SATの初期メンバー。

初プロで参加した九十九里の班+1名。笑

 どちらも家族のような大切な存在です。

■4年間で一番心に残っていることは  最後に活動のリーダーをさせていただいた関川のどもんこまつりの活動での一シーンです。

 安全祈願の儀式に学生を代表し参加させていただいたのですが、当時の関川村村長である平田大六さんが、どもんこまつりの成功と安全と一緒に「IVUSAの学生の卒業と就職」を祈念してくださったことです。

 胸が熱くなりました。

 学生でいられる時間は4年。毎年新しい顔ぶれが村を訪れますが、変わらずIVUSAとして迎え入れてくださる温かさ。

全力の愛情を注いだどもんこ隊。支えてくれた全ての人に感謝。

 大六さんはいつも宴会にノートを持ってきていて、そこには関川を訪れた学生の名前・大学・出身地・関川を訪れた年が記録されています。(なぜかわたしの恋愛歴、現役時代の体重まで記されている恐ろしいノートです。笑)

 話をしに行くと「○○年にも来てくれて」「出身は○○か」と声をかけてくれて、“IVUSA”や“学生”ではなく“ひとり”としてわたしたちと接してくれます。

 わたしが失恋した時は、大六さんが書いた長~い論文が送られてきたこともありました。(笑)

 そんな風に“ひとり”としてどんどん繋がりが広がっていき、気付くと、毎年帰り続けて早11年。

 実は今月入籍をしたばかりなのですが、相手には挨拶する地元が2つあるからよろしくと話しています。

毎年帰ってくるOB・OGこんなにたくさんいます。

■現在は東京都で認可保育所の施設長として勤務しています  この職業に就いて、子ども時代がいかにその後の人生に大きく関わっているかを感じる毎日です。例えば、優しくされている子は周りに優しくなるし、怒られてばかりの子は周りにも怒ってばかり。

 保育園に通う子どもたちはお家で過ごすよりも長い時間を保育園で過ごします。だからこそ、私たちはたくさんの愛情を伝えていきたいし、周りにも伝えられる大人になってほしい。

 そして、大切だと思えるものがたくさんある人生を歩んでほしいと思いながら日々保育に携わっています。

 「天職だ」と感じたこの仕事をこれからもずっと続けていくつもりです。

 偶然にも飲み会の多い会社で、関川で「日本酒は意外と飲める」と気付いたこと、毎晩の宴会でコミュニケーションスキルが格段にあがったこと、のおかげで「じじキラー」という異名をいただいています。光栄です。(笑)

職場の社員旅行。楽しい先生ばかりです。笑

■メッセージ  追いコンでも読ませていただいた  谷川俊太郎の「生きる」という詩の一部です。

生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

 ふり返ってみた時に、わたしはIVUSAにいた時間、確かに生きていたって思います。

 逆にIVUSAに出会えていなかったらこんなに生きているって感じられなかった。(笑)

 今学生の皆さんにも、全力で今を生きてほしいと思います。

 そして視野を広く持ち、今しかできない色んな事に挑戦してください。時には失敗したっていい、失敗を糧にまた一つ成長できるチャンスです。  それにIVUSAにはそんな時も支えてくれる仲間がたくさんいると思うので大切にしてくださいね。

 関川にはこれからも毎年帰っていると思うので、見かけたら気軽に声をかけてください。

最後にお気に入りの1枚。笑


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