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社会で活躍しているIVUSAのOB・OGによるコラムです。
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Column.005 19期卒 日露 伶美

  • ivusa-office
  • 2017年8月1日
  • 読了時間: 4分

【プロフィール】  1年生の時、「国際協力」の文字に惹かれ友人と一緒に説明会へ行き、入会。  その後、「ボランティアやるっしょ!行くっしょー!」というノリで、関川村に行き、後はクラブやエリアの活動へ主に参加をし、3年生で栃尾の活動にハマる。  その後は4年生でクラブ長となり、「クラブのためならなんでもやるっしょ!」という気持ちから、まずは自分自身が広い分野でIVUSAを楽しもうと考え、災害救援活動、カンボジア学校建設活動等に参加。2012年卒業。

【最近の写真(右は拓殖クラブの同期ですが…)】

 IVUSAに所属していてよかったなと思ったのは、就職活動を始めた大学4年生の春のこと。誰しもが一度は考える、「私は一体何がしたいんだ」という問いに対して、「何になりたいか」ではなく、「どのような社会を作りたいか」という視点に立つことができたこと。この思考が、今の私を作っていると思っています。  「子どもたちが、夢や希望を描くことができる社会をつくりたい!」これが私の願いであり、希望です。この想いはブレず、その実現に向けて今、何をすべきか、どう動くかを常に考えています。  大学卒業してからは長野県の山奥で、山村留学センターの指導員として4年間働きました。ここで働きたいと思った理由は、2点。

 ①家では末っ子のため、甘えたの私は、社会に出たら親元を離れなければいけない。できるだけ遠くに行くんだ!と、決めていたため。

 ②「生きる力」を身につけるためには、どんな経験や能力が必要なのか知りたかった。

【カンボジアで(左から2人目】

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what's 山村留学?

 山村留学の子どもたちは一年間、親元を離れて生活をします。その中で、自然体験、農山村体験、擬似兄弟体験を通して、「他人の飯を食う」「自然の厳しさ、楽しさを体感する」「仲間と協力する、理解する」等、すべて自分の肌で感じたことを吸収し、日々の生活の中で、他者とぶつかり合いながら自分と向き合い続け、生きる上で必要な力を育みます。  ざっくりですみません。気になる方は、「山村留学」で、ご検索ください。笑  参考までに→http://www.sanryukyo.net/blognplus/index.php?c=1-

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 ここで働いているうちに、「生きる力」は、学校教育だけで身につけることは難しく、子どもたちを取り巻く地域の環境や協力、キャリア教育の充実が絶対的に必要であると感じるようになりました。  現場での仕事は毎日が新鮮で何よりも一番近くで子どもたちの成長を毎年感じることができたのでとてもやりがいがあったのですが、今後の自分の生き方に対して、だんだんズレや迷いが生まれるようになり、転職を決意しました。それが2年前です。

 現在は、公教育に特化した教育コンサルティング企業で働いています。どんなことをしている会社か、ざっくり説明をすると、子どもたち自身で考えることが楽しくなるような学習方法や授業を考えて、先生の授業サポートをしたり。いろんな企業、団体様の色を生かして学校が求める学習プログラムを開発し学校に無償で提供し、実施のサポートをしたり。企業と学校の間を受け持って、授業の進行がスムーズに行くように学校の先生と事前に打合せや調整を行ったり。  わたしは、「子どもたちの可能性を引き出すこと」これこそが教育だと思っているのでそのためにできることを引き続き考えていき、実現していきます。そんな感じで楽しく働いております!

【拓殖クラブの仲間たちと(右から3人目)】

【メッセージ】

 ある登山家が言ってました。

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 山は地図で見てもわからない。本で読んでもわからない。写真で眺めたものとも違う。自らの足で登り、自らの眼で確かめる以外に山を理解することはできないのだ

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 きっと、人生においても同じことが言えるような気がするのです。やりたいと思ったら、やってみる!そして、いつでも自分の心の声に耳を傾ける。多少難しそうでも、こっちの方がワクワクする!と、思う方へ向かうことは意識してやってます。  それと最後に、最近一番大切だと思うことは、心の持ち方。何か失敗した時、落ち込むのは一瞬でよし。大切なのは、「その失敗から何を学んだのか」を具体的に示すこと。  いちいち凹んでいると、心は持ちませんので、すぐに前を向きましょう。  IVUSAのみなさん、ぜひ今のうちにたくさん失敗をして鋼の心を手に入れてください!社会人、楽しいですよ。


 
 
 

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