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社会で活躍しているIVUSAのOB・OGによるコラムです。
テーマや内容はアットランダム。
バトンが途切れるまで続きます。

Column.012 15期卒 坂田 宏輔

  • ivusa-office
  • 2018年3月8日
  • 読了時間: 5分

【プロフィール】

 1985年生まれの32歳。群馬県伊勢崎市出身。2004年、法政大学社会学部社会政策科学科に入学し、新歓でもらった何十枚のビラのうち、「NPO」という文字がかっこよくて、社会に対して何かでかいことができるのではないかと中二病的なノリで入会しました。

■IVUSAに入って

 初めて行った定例会後のサト食で受けた衝撃は一生忘れません。のちに13期学生代表となるK久保さんにサト食でラベルを下にしてビールを注ぎ、「ちがうッ!」とお叱りを受け、怖いものみたさでどうみてもあちらの人にしか見えない下村代表の前に座り、リアルな現実とは何かを説かれました。

 そして最後は「自分の心配ばかりするな!」とのありがたいお言葉をいただき朝5時に解散。

 結果、「なんてサークルに入ってしまったのだろう」と始発電車に乗りながら後悔するも、なんだか楽しそうなところだなとも感じてしまう。やはり、IVUSAに大学生活を捧げる人間は基本的にM気質なのでしょうね。

 ただ、E藤事務局員から夕方から朝まで怒られたり、K久保さんから着払いで突然家に高級家電が届いたりしたときは辞めようと思い、遊ぶ約束をドタキャンして実家まで逃げ帰ったこともありました。高I先輩が群馬の実家まで迎えに来たときには、「あっ。俺はこの団体を辞めることはできないな」と悟りました。

 この他にもつらいことは多々あり、なぜ辞めなかったのかと思うことは多々ありますが、失うものより得るものが多かったのだと思います。

 話題性、社会性のある活動をし、その結果感動がある現場。その現場に向けて、仲間と一緒にプロジェクトを作り上げる。一人では何もできないけれど、仲間と喧々諤々の議論を交わしながら作り上げたプロジェクトがゴールを迎えたときの達成感、その後の美酒。あれは最高ですね。

 一緒にプロジェクトを作った同期、先輩、後輩は今でも私のかけがえのない大切な宝物です。結果、韓国、インド、中国などの海外や、7.13水害や11.23新潟中越地震などの災害、九十九里清掃や多摩川清掃など環境、地域のお祭りの手伝いなどのたくさんのプロジェクトに参加しました。そこで出会った韓国人の友人や地域で出会った人たちは今でも連絡を取り合う仲です。

【障害を持つ加藤高明さん参加したインドでのペンキ塗りの一コマ】

 2メートルぐらいのはしご上で高明さんを支え、飛び散るペンキを受け止めています。

■今の仕事

 システムエンジニアとして(株)東証システムサービスで働いています。皆様お馴染みの株式の売買を行っている東京証券取引所や、売買の後にお金と物を交換する決済機能に係るシステム開発に携わっています。

 会社の特性上、システムに求められる水準が高く心身ともにハードな面もありますが、日本経済を支える仕組みを担っていることに強い誇りを持って仕事をしています。今の仕事もお客さんやメンバーとプロジェクトを作り上げますが、プロジェクトが達成したときの美酒は今も味わっています。

 IT業界は難しいと思われたり、労働環境が悪かったりと思われがちですが、働き方改革のおかげでアフターファイブを家族と過ごすことも多いです。

【日本経済を支える証券取引所・決済機能のIT戦略の一端を担い、各種システムの開発・保守・運用を手がけています。】

【学生へのメッセージ】

 下村代表から「IVUSAを使え」と学生時代からよく言われ、当時は意味がわかりませんでしたが、社会人生活10年を超えて、今思うこと。学生のみなさんは、とにかくIVUSAの活動に正面から向き合い、真剣に取り組み、入れ込んでみてください。その結果、社会人にとって必要な基礎力をすべて身につけることができると思います

 「前に踏み出す力」:IVUSAのプロジェクトや組織運営など自分が「こうしたい!」という想いを持って、自ら主体的に取り組んでみてください。そこには壁が多くあるかと思いますが、それを乗り越えられるようチャレンジしてください。仕事は毎日、壁ばかりです!

 「考え抜く力」:IVUSAのプロジェクトや組織運営は準備が8割ですよね。準備に当たっては、課題を発見したり、計画立てたり、はたまたこれまでの慣例を打ち破ることを考えることもあると思います。準備をするために考え抜き、実行する。準備ができず、行き当たりばったりで仕事をしている人もたくさんいるので、この力を身につけられる環境を存分に生かしてください。

 「チームで働く力」:価値観も考え方も違うメンバーとプロジェクトの目標に向けて協力することが多いと思います。一人でやるのではなく、人を動かしチームで成果を出してみてください。チームで成果を出そうとするときに発生する軋轢やストレスに煩わしさを感じることもあるかもしれませんが、それは社会での仕事においても同じです。その煩わしさをマネジメントし、チームで成果を出す力を養えれば、社会での仕事は怖くないと思います。

 社会人基礎力は、一見すると単純で「こんなことできるよ!」などと思いがちですが、きちんと自らを見つめてみたときに、意外とできないものなのです。

 例えば、本当は主体的に取り組んでいなかったり、計画は立てたけど、実行していなかったり、チームでやっていたつもりだけど自分しか仕事をしていなかったり、など。

 ただ、きちんとできていれば、この社会人基礎力は就活でアピールできる絶好の材料だと思います。

皆様のご活躍を祈念しております。

【IVUSA同期との登山。同期とはマラソンや登山で趣味仲間としても関係が続いています。】

【休日には妻と子供と趣味の登山でリフレッシュ!公私ともに家族を背負えるパパとなるよう奮闘中です!】


 
 
 

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