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社会で活躍しているIVUSAのOB・OGによるコラムです。
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Column.013 14期卒 森谷 杏奈

  • ivusa-office
  • 2018年4月5日
  • 読了時間: 4分

【プロフィール】

 埼玉県草加市出身の33歳。3歳、1歳の二児の母。旧姓:富松。

 日本大学商学部卒業後、人材広告会社で企画営業、青山フラワーマーケット南青山本店にて勤務。結婚と引越しのため退職し、転勤族の夫に帯同しながら現在は専業主婦。  IVUSAでは、九十九里、雪原カーニバルなど国内イベント、中越地震、新潟水害・雪害、宮崎水害、三宅島帰島支援などの災害救援、韓国隊、インド隊など海外への活動まで幅広く参加。  3年4年で役員幹部になり、韓国隊プロジェクトリーダーなどを経験。

秋田の自然を大満喫しながら、全力で子育て中です。保育士資格試験勉強中。

■IVUSAとの出会い  入学後、全く価値観の合う友人が学部内見つからなかったこと(2,000人くらい?いたのに)、大学受験に失敗した意識が強かったことなどから、「自分のためだけに使える最後の時間を、充実させるんだ。絶対後悔してなるものか!」と謎にメラメラ燃えていました。  まさに、学歴コンプレックスの塊。  そして、日大ラクロス部(他学部合同)に入部し、資格講座を申込み、経営学のゼミに入り、ヤフーで「学生 ボランティア」と検索してヒットして出会ったIVUSAに少しずつ参加するようになりました。  当時のHPは学生が運営していて、更新しているかも怪しい感じで…ドキドキしながら問い合わせしたのをよく覚えています(笑)。 ■IVUSAに入って  部活にも入っていたので、本格的に参加し始めたのは、2年生最後のインド隊くらいから。 それまでは、国内イベント中心でした。  初めてのプロジェクトは、1年生の冬合宿。  班対抗のディベート大会がありました。  当時の私は、誰が4年生か、誰が役員かなどほとんど分かっておらず、何もしらずに当時の学生代表にもガブガブくらいついたのです。  いや、私、ディベートとか大好物でついつい熱が入ってしまい。

 結果、私たちの班は勝利したのですが、終了後「ああやばい。生意気だったかも…」と焦り始めたとき、事務局のだみさんや、4年生の先輩方が「よかったよー!いいね!」と次々に声をかけにきてくださって。  言葉で表すのは難しいですが、「ああ、ここはありのままの自分を受け入れてくれる場所なんだ。ようやく見つけた」って思ったのです。  合宿の最後、感想を求められたときはそんな想いがあふれてポロポロ泣けてきて、そんな自分に驚きました。  でも、大学内にはいくら探しても、そんな場所が見つからなかったから。それくらい当時の私には、嬉しい出会いでした。  その後、役員選挙に出ることに決めましたが、私の八方美人なところを見抜いたE事務局員に、「そのままじゃ、役員になっても何も変わらないぞ。さらけ出してぶつからなきゃ、相手だってそうしてくれるはずがない」とサト食で諭され、図星過ぎてワンワン泣き。(IVUSAでは泣いてばかり)  この時、深夜までそっと付き添ってくれた同期が、元事務局員のとのきさんと、わたしの夫。  いや、夫に関してはこの時は別段仲が良かったわけではありませんでしたが(笑)。  よく下村先生はお酒の席で、「いい時に人が寄ってきて助けてくれるのは当たり前。自分がボロボロの時、なにも持っていない時、手を差し伸べてくれる人が、仲間が何人いると思う?」というような話をしていました。  実際、IVUSAの海外プロジェクトや災害救援活動はなかなかハードな場面も多く、自分が指示を出して人を動かさないといけない立場なのに、まったく思うように出来ない。という経験を、私は何度もしてきました。情けない。  でも、この時の学びと試行錯誤の経験は、社会人になってからとても役立ったことの一つです。

ひとりで入ったIVUSA。私と同じように仲間を探す学生が必ずいるはず!とコネをフル活用して公認サークルを立ち上げ。10周年なんて、感涙でした…。

プロジェクトリーダーをした韓国隊。当時、班長は2年生という流れに逆らい、信頼を置く3年生に班長をお願いすることに。彼らと戦った日々は最高の思い出。 ■学生のみなさんへ  何物でもない、今という時間。  たぶん、みなさんが思っている以上に尊く貴重なものだと、子育てに日々てんてこまいなオバさんは感じます。  初めて災害救援活動に参加した時。  中越地震発生直後のタイミングだったにも関わらず、私の正直な感想は、「こんなこと言っていいのかわからないけれど、すっごく楽しかった」でした。  余震も続く中作業をして、寝袋で睡眠をとり、パッサパサのアルファ米とカップラーメンという食事を摂る日々だったのにも関わらず。

 参加する前に、そんな気持ちで帰ることになるとは、全く想像していませんでした。  今や、スマホでなんでも情報を拾える時代です。けれど、その場で、その状況で、自分がどう感じるか、どう動くのかは、自分自身が経験しなければわからないこと。  ぜひあなたのアンテナ張り巡らせ、「気になる」ことには貪欲に、失敗を恐れず、悔いのない学生生活を送ってくださいね。  みなさんのご活躍、楽しみにしております。


 
 
 

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